成人式のスーツ選び!(スーツ購入編)どう選ぶ?

2019年11月25日

スーツ選びで失敗しないために

本日はこちらの内容に関して元販売員がお話します。

購入編となります。

まず、メインとなるスーツについてです。

スーツですが、皆様おそらく購入に行く際に検討していくポイントは色くらいではないでしょうか?

今回実際に売り場で皆様が迷ってしまう選択肢についてお話します。

長くなりますが、元販売員ならではの視点もあるのでご覧ください。

スーツの種類

選択肢としては、下記のように分かれます。

成人式以外での利用を考えるのか、成人式専用にするのか。

というのが重要です。

少し細かく分けていきます。

  • 黒ムジ(リクルートスーツ)
  • フォーマルスーツ
  • シャドーストライブ(無難な柄物)
  • 柄物
  • 色が特殊な物

選ばれるスーツの割合ですが黒が7割、紺が2割、グレー+その他が1割ほどというのが例年の割合ですが、近年は紺色を選ぶ方が多いように感じました。

黒ムジ

これはリクルートスーツです。

ざっくり言うと、コスパは良いが華やかさにかけるといった感じになりますね。

メリット

メリットとして、そのまま就職活動に利用でき、価格としても低~中間クラスになることが多いです。

さらに冠婚葬祭のシーンでは学生のうちであれば、リクルートスーツで代用できるのでコスパが高いです。

デメリット

デメリットは成人式にしては華やかさにかける場合があります。

リクルートスーツは華やかさを演出することは目的としていないので、生地にツヤ感もなく、全体的に印象

が暗くなる場合が多いです。

ベストを入れるなどして、コーディネートで改善できるので、その点に注意しましょう。

注意点


メリットであるリクルートスーツとして使えるという部分ですが、

実は、体型の問題があります。

成人式で着用後リクルートスーツを着るまでの間に体型が変化する可能性があります。

体型が変わってしまうと、コスパが良いというメリットは消えてしまう事を忘れないようにしましょう。

フォーマルスーツ

冠婚葬祭で利用するスーツです。

ざっくり言うと、コスパは良いが利用者が少ないです。

ちなみに、黒ムジと何が違うの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、まったく違います。

黒の濃度、パンツはアジャスター(ウエスト調整)付き、サイズ感など大きな違いがあります。

濃度に関しては黒のムジと並べてみると、わかりやすいので実際にお店で確かめると良いでしょう。

社会人になって葬儀に黒ムジや黒系のスーツを着用するのは失礼にあたるので必ず用意することになります。

皆が礼服のため、普通の黒のスーツはすぐに判別できてしまうのです。

パンツにはウエストを調整できる機能がついています。

4~5cmほどのウエストの変化であれば対応可能で、利用シーンも少ないので5年~10年は買い替える必要はありません。

メリット

成人式後、冠婚葬祭の時に使うことができるという点につきますね。

急に利用するシーンが訪れるのがフォーマルスーツです。

必要になった時に買いに行くのでは、遅いです。

お店にサイズがない場合、何件も回ることになりますし、あるにせよタイトな日程を迫られてしまいます。

用意しておくに越したことはありません。

5~10年利用できます。

デメリット

デメリットは、NGという訳ではないですが、成人式での利用者は少ないです。

ちょっと硬すぎる印象があります。

業界的にも成人式用のスーツとフォーマル分けてもらうことで利益をあげられるため、この文化が根付いているというの1つでしょうね。

結果、成人式で利用する方が少ないので、濃度的に少し浮く可能性があります。

価格面においてもリクルートスーツの倍近くになることが多いでしょう。

さらに、他のスーツに比べ、ゆったりしたモデルが多いです。

お葬式の際にファッショナブルなサイズのスーツを着ていたら、おかしいですよね?

略礼服といって結婚式、お葬式の両方で使う為、あまりスタイリッシュな雰囲気のスーツではないとお考えください。

お店によっては細身のフォーマルを置いてある場合がありますが、パンツが細く体型の変化についていけない可能性と、結婚式専用になってしまう可能性があります。

それでは選ぶメリットが消えてしまいますよね。

シャドーストライプ

メリットは成人式後、ビジネスシーンで使うことができます。

黒、紺、グレーのシャドーストライプで、ほどよく光沢もあり、成人式にも利用できるといったモデルは各社の売れ筋ラインのはずです。

コーディネートも組みやすく、選ばれる事が多かった印象があります。

デメリットは特にはありませんが、強いて言うなら次の利用は就職後になるので、体型が変わることがありえる事です。

黒ムジやフォーマルと違い、出番は限りなく少ないでしょう。

シャドー以外の柄物

メリットは上手に組むことが出来れば他人と差をつけれます。

デメリットは、少数派になること=目立つ可能性が高いです。さらに派手な物を選べば今後、利用することは少ないでしょう。

結婚式に使うにしても、チェックはカジュアルウエディングなどでない限り目立ちます。

注意点として、着る人の雰囲気によってはコーディネートが難しいです。

色が特殊な物

柄物と一緒になりますが、上手に組むことができれば、他人と差をつけれます。

デメリットは少数派にあたります。

派手な色を選べば今後、利用することは少ないでしょう。

こちらも、着る人の雰囲気を選ぶので注意しましょう。

ブルー、ライトグレーなどが該当します。

以上が分かれるポイントです。


大きく分ければ見た目の軸において、お洒落寄りor無難、での選択になり、無難な物の方がコスパが良い。

といったところでしょうか。

これらの中で、どういった内容を優先するかを考えておくと、失敗も少なくなりますし、お店で迷いすぎてしまう事もなくなるでしょう。

ですが、一度限りの成人式なので実際に着てみると、「どうしてもこれが良い!」となるパターンもありま
すよね。

参考程度にどうぞ。

価格選び

スーツの価格による違いに関してですが、ざっくり言うと生地と縫製の違いとお考えください。

良いスーツは高級感があり、生地の発色が良く、工程数も多いので体を立体的に見せ、着ていて疲れません。

安いスーツは素材がポリエステルなので耐久性が高いです。

ただし、量産型のため工程数も少ないので、パリッっとした質感の物が多く、着た時に不自然に部分的に浮いてしまう事などがあります。

素材もポリエステルで作られている場合、不自然な光沢があります。

このような違いがあります。

どの価格帯にすべきか

前提として資金ですよね。

我が家にはお金しかないよ!

というくらいお金が溢れていれば、良いスーツを購入しても良いと思います(笑)

ただ一般収入で考えると2万~5万くらいが多いのではないでしょうか。

その中で、どれくらいの価格を選べばよい?

仮に、2万(安)3万(普)4万(高)で分けたとします。

私は定価3万~4万位のスーツが良いと考えます。

理由は2万はやはりシルエットが悪かったり、風合いが悪いスーツが多いです。

3~4万の部分は難しいですが、気に入ったスーツであればどちらの価格でも良いです。

非常に曖昧な答えですよね。

ただ実際これがリアルな回答になるはずです。

関係者でないと違いがわからない

これなんです。


というのも、まず店員さんがスーツの良さについて説明してくれると思います。

「このスーツは特殊な素材で作られたいて耐久度が高いです!」

⇒耐久度の強さは1回の利用であれば必要ありません。

「イタリア生地で発色が良いです!」

⇒当日いる大学生にイタリア生地を見分けられる人はほとんどいません。

正直、一番低価格な物と、高価格な物を比べると明らかに違いますが、

中間の価格帯(3万)の物と高価格帯(4万)を比べると詳しい人が見ないと、まずわかりません。

当日はスーツを着た事がない学生が見るので、どれが良い物かなんて判別できないですし、

皆、他人が着ているスーツの値段になんて興味はありません(笑)

しかし、私が接客していて感じた事ですが、成人式を迎える方に「着てみたいと思うものを選んでください。」と言って複数のスーツを選んでいただくと、ほとんど安い価格帯の物は入りませんでした。

ということは、見た目に関しては、やはり安すぎるものは並べて比べると良し悪しがわかる。ということです。

なので、お店で一番安いラインの物は避けましょう。

具体的に言うとポリエステル100%の物は避けましょう。

不自然な光沢がありますし、ポリエステルのメリットである耐久度は必要ありません。

もし、安く済ませるのであれば同じ価格帯にポリエステル50%ウール50%があれば、そちらの方が自然な仕上がりになっているはずです。

サイズの調整が重要

ここが重要です。

はっきり言って、4万でサイズが微妙なのであれば、サイズが調整されている2万の方が良いです。

支持されているサイズ感

現在、スーツ業界の流れとしてはピタピタスーツの時代は終わり、細いシルエットではあるが多少ゆとりがあるものが一般的で、近年はさらにゆとりのあるサイズ感への流れになっています。

ただし、一般的に考えると、細身のモデルになるのではないでしょうか。

スリムなスーツに関しては今後もなくなるわけではありません。

トレンドではなく、一般的な選択肢の1つになった。

というイメージです。

まだ細身が支持されている以上、

避けたいのは、ゆったりすぎるスーツですね。(ファッション性を極めた物は除外)

サイズ選びの流れ

サイズは身長、ウエスト別に加え、シルエットの選択があります。

案内の流れですが、身長、ウエスト計測⇒シルエット選択⇒色柄を選ぶ⇒補正箇所を測る 

このような流れになるでしょう。

まずは、シルエットの選択です。

店によって名称が違いますが、

スーパースリム⇒スリム⇒フィット⇒クラシックのように、細身⇒ゆったりで数種類に分けられています

シルエット別でスーツが展開されていることが多いので、先にシルエットを確定させます。

近年は普通のシルエットを選んでも、それなりに細いので好みを伝え、細身~普通くらいのシルエットを試着させてもらいましょう。

その後、色柄を選び、補正をして終了となります。

担当してくれる店員のクオリティは重要

仕上がりの良し悪しに差があります。

いってしまえば、良い店員を引き当てるかどうかです(笑)

正直、補正をお勧めする基準は人それぞれなのです。

結果、体にあったものを選ぶためには、ある程度、スタイリングに関して妥協しない人を引く必要があります。

もし、そうでない人を引いてしまった場合に補正をこちらからお願いする必要があります。

おそらく、サイズ合わせの基本として挙げられる、肩、胴、袖、着丈、ウエストに関しては適正の物を案内されます。

更に、私が見た方が良いと思うポイントをお伝えします。

まず袖丈です。

これは基本でもあるはずですが、くるぶしが隠れる位置をベストとして、それより2cm以上長ければ補正をお勧めします。

というのも、店員さんによっては親指の付け根くらいまでは、許容範囲と仰る方もいますが、長すぎます(笑)

次に裾幅(パンツの出口部分)です。

この部分を1~2cm詰めるだけで印象はがらっと変わります。

スーツは、ジャケット(上半身)を基準にサイズを選びます。なぜならパンツは補正できる部分が多く、ジャケットよりも補正のリスクが少ないからです。

結果、ジャケットはちょうど良いですが、パンツにゆとりが出る場合が多くあります。

その際、パンツの太さが気になるようであれば、

裾幅を詰めることで、体に合った細身のラインを作ることができます。

基本的には適正サイズを案内してくれますが、せっかくの成人式なのです。

体にしっかり合ったシルエットのスーツをお洒落に着たいですよね。

その場合、このような細かい指摘をしっかりしてくれる店員に当たる必要があります。

ただし、店員側からすると、ヒアリング時に細身が良い事や、お洒落に着こなしたいと言った要望がなければ、サイズ感がおかしくない場合、補正をお勧めしない人も多いです。

なぜなら、補正には料金を頂くことになります。

仮に裾幅を詰めた後に、父や上司に細すぎると指摘された場合、店員側から「もっと細い方が綺麗に着る事ができますよ」と提案した場合、これはお店の責任ですよね?となるケースがある。

これは世代や、どのようなスーツスタイルを好むかで見解が分かれ、正解が異なる事、特定の方向性に寄った知識をウェブサイトで見たのが原因になることがほとんどです。

これは稀な例だが、その他にも様々な理由で指摘が入る場合があります。

言ってしまえば、

店員側からすれば、ある程度サイズが合っているのに細かいポイントを指摘するのはリスクを伴う。

なので、自分の中でイメージがあったり、もう少し細い方が、太い方がという考えがあるのであれば、初めてスーツを買いに行き独特な雰囲気で言いづらいかもしれないが、しっかりと店員に伝えましょう。

先ほど、良い店員を引けるかというお話をしましたが、基本的には皆さん優秀です。提案のない店員だったとしても、リスクが無くなれば、知識は豊富なので、お客様のご要望であれば。と様々なアドバイスをもらえるかもしれません。

もちろん、店員のセンスはそれぞれなので、何店舗か行ってみてお洒落そうな人を選ぶのも良いでしょう。

ちょっと派手だな。と思う店員さんでも、基礎があるからこそ派手な物でも上手にコーディネートできるのです。

個人的にはお洒落な店員さんの方が失敗は少ないと思います。

裾の補正

主にシングルとダブルがあります。

シングルがフォーマル、ダブルのほうがカジュアルとされています。

ビジネスではシングルが多いですが、近年はクラシックトレンドやスーツが細身(スポーティー)であった為、ダブルも選択肢としてありです。

ここでの注意点は裾の長さです。

最近は短い人が多いですよね。

これは短いのがトレンドなのではなく、パンツが細くなり、細いパンツに合う裾の長さが短めなのです。

更に店員は短いイメージがあるかもしれませんが、あれはダブルの仕様にしているので裾に重みがでてしまうのでシルエットを綺麗に見せるために短くしています。

要はパンツを綺麗に見せる事を軸に長さを選びます。

普通~太目のパンツは通常から長めで調整しましょう。これは短く仕上げると裾がはためくような仕上がりになります。

細めのパンツはやや短めにしましょう。長くすると足元がもたついた印象になります。

こちらに関しては、店員にコーディネートに合う裾の仕上げにしてもらいましょう。

これも、さきほどと同じで、主張がなければクレームが入らない無難な長さになる可能性があるので、

店員さんにコーディネートに合う長さはどれくらいですか?と聞いてイケてるスーツにしたいアピールをしていこう(笑)




最後に。

今回はスーツを選ぶ際のポイントや価格の差、サイズ選びの流れについて書きました。

長くなりましたが、かなりリアルな情報が組み込まれているので、お時間あれば読んでみてください。

まとめると、スーツの選択肢の中でメリット、デメリットを考えて精査しておく。

予算を考えて売り場に行き、気に入った色柄を選び、店員とコミュニケーションをしっかり取ることで

良いサイズの物を案内してもらう。

というお話です。